Q

皮膚のかさかさ

数年前より、皮膚がカサカサして時々無償に痒くなります。
素人目にはアトピーとは違う気がしています。皮膚科受診したことはありません。
4歳の子供も同じような症状があり、皮膚科にてアンダーム軟膏を四肢の皮膚に塗りこみ治療しています。
良くないことかもしれませんが、その軟膏を拝借して自分にも塗っているのですがよくないでしょうか。まぶたの周りもよくカサカサしますので、そこにも塗りたいのですが、いいでしょうか。副作用が気になります。他に保湿する良い方法があればいいのですが。

質問者:さか さん

月のうさぎ 先生
皮膚科

月のうさぎ 先生

痒みは秋から冬にかけて強くなりますか?

ご質問を読むと、乾燥肌による痒みのようですね。
スキンケアには大事なことが3つあります。
一つは、洗うこと。
二つ目は、保湿。
三つ目は、紫外線対策。

この中で、これから寒くなる季節には、保湿が最も重要になります。
洗うのもしっかりしないといけませんが、洗いすぎると乾燥します。
ナイロンタオルや、垢すりなど使っていませんか?
お使いでしたら止めましょう。
石鹸はお使いください。よくあわ立てて、手の届くところは手で洗います。お子さんは、一緒に入浴されるなら全身手で洗ってあげてください。
固形石鹸は、使うとき泡になるのでいいですが、ボディーソープなど液状のもの、クリーム状のものを使うときは、特に良く泡立てましょう。濃い状態で皮膚に付くと乾燥の原因になります。
洗いすぎは困りますが、汗、古い皮脂、汚れはきちんと落とす必要がありますので、1日に1度は洗浄剤(石鹸など)を使って洗うようにしましょう。

洗い終わったら、タオルで押さえるようにして拭きます。こすってはいけません。

その後直ぐ、保湿剤を塗ります。
保湿剤は使いやすいものでかまいませんが、アンダーム軟膏など抗炎症剤を使う必要はありません。
尿素軟膏やワセリンなどいろいろな種類のものが出ていますので、いくつか試して見られるとよいです。
目に入らなければ、目の周りにも使えますが、使い慣れた基礎化粧品を利用してもいいと思います。

アンダーム軟膏は非ステロイド系の抗炎症剤です。保湿剤代わりに漫然と使っているとかぶれを起こす方も居られます(勿論少数の方ですが)ので医師から指示されたとき以外は使わないようにしましょう。

子どもの体に、保湿剤を塗るのは大人が手伝えるので簡単ですが、大人はなかなか全身に塗るのは難しいです。
保湿入浴剤を利用するのもいいですよ。少しぬる目のお風呂にゆったりとつかってみましょう。
通常の保湿剤より効果は劣りますが、手間なく全身に保湿できます。
強い痒み、赤みが出る前であれば、こうした保湿だけで痒みは出にくくなるはずです。

それでも痒い場合は、早めに皮膚科を受診し、ケアの仕方を含め薬の塗り方を教えてもらってください。

さかさん

日常の注意点、具体的な軟膏の使用法など、
ポイントをついたご指導大変わかりやすく、感心いたしました。
いいサイトですね。患者が受診することなく、いろいろ相談できるなんてある意味おこがましいとは思いますが、こういったものに頼らざるを得ない方も沢山いると思います。これからも頑張ってください。

大変有難うございました

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

かゆみは、皮膚の病気や全身に影響を与える病気によって引き起こされます。ひどいかゆみを引き起こす皮膚の病気には、ヒゼンダニ(疥癬虫)、ダニ、シラミといった寄生虫によるものや、虫刺され、じんま疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、接触皮膚炎などがあります。これらの病気は、かゆみに加えて発疹も引き起こします。かゆみを引き起こす全身性の病気には、肝臓病、腎不全、リンパ腫、白血病などの血液の病気があります。甲状腺の病気、糖尿病、癌(がん)でも皮膚にかゆみが出ることがあります。このような全身の病気が原因のかゆみの場合、発疹は伴わないのが普通です。

多くの薬がかゆみの原因になりえます。たとえばバルビツール酸、アスピリンなどです。特定の薬に対するアレルギーがある場合は、どんな薬でもかゆみの原因になることがあります。

妊娠の後期にも、かゆみはよくみられます。妊娠中のかゆみは、異常を示すものではないことがほとんどですが、肝臓に軽度の異常がある場合もあります。

ウールの衣服や、溶剤や化粧品のような刺激物との接触がかゆみの原因になることもよくあります。高齢者に特に多い乾燥肌(ドライスキン、乾皮症)でも、広範囲にひどいかゆみが生じます。乾燥肌は、寒い季節や、長い時間水にさらされていた場合にも起こります。熱いふろに入るとかゆみがひどくなります。

皮膚をひっかくこと自体が刺激になってさらにかゆみが生じ、「かゆいからかく、かくことでさらにかゆくなる」という悪循環が起こります。強くかくと皮膚が赤くなり、ひっかき傷ができます。人によっては、そっとかいただけでも皮膚に盛り上がった赤いスジができ、強いかゆみを生じます。長期間にわたってかいたりこすったりすると、皮膚が厚くなって瘢痕(はんこん)化することがあります。

いち内科医 先生

かゆみを取り除くには、まずかゆみの原因を探ります。虫刺されやウルシ科の植物に触れたことなど、原因がはっきりしていることもしばしばあります。明らかな原因がなく、かゆみが数日以上続いたり、頻繁に生じては消えることを繰り返す場合は、検査が必要です。アレルギーが疑われる場合は、皮膚テストを行います。全身性の病気が原因と考えられる場合、血液検査で肝機能、腎機能、血糖値を調べます。白血球の1種である好酸球の数値が高ければアレルギー反応を意味するので、この値も調べます。薬の服用を中止して、かゆみが治まるかどうかを調べることもあります。皮膚生検や皮膚の表面を削って顕微鏡で調べる検査も、感染症やかゆみの原因を特定するのに役立ちます。

皮膚にかゆみがある場合には、入浴は短時間で済ませ、冷たい水かぬるいお湯で洗い、せっけんはなるべく使用しないようにします。皮膚をふくときは勢いよくこすらずにそっとたたいて水分を取り、乾かすようにします。入浴後、市販の保湿クリームを適量塗ると、かゆみに効果がみられることがしばしばあります。製品に色や香りをつけるための添加物は皮膚に刺激を与え、かゆみを引き起こすもとになるので、保湿剤は無香料・無着色のものにしましょう。爪は、特に子供の場合、かきむしってもひっかき傷がなるべくできないように、短くしておく必要があります。かゆみのある部分に、メントールや樟脳、カモミール、ユーカリ、カラミンなどの鎮静効果のある化合物を塗って覆うのも効き目があります。

抗ヒスタミン薬を内服するのも、かゆみを抑えます。ヒドロキシジン、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン薬は眠気や口の渇きを生じるので、就寝前に使用するようにします。ロラタジン、セチリジンなどの抗ヒスタミン薬は、眠気を起こしません。ジフェンヒドラミンなどを含む抗ヒスタミン薬のクリームは、それ自体がアレルギーを起こすおそれがあるので、かゆみには使用すべきではありません。

ステロイドクリームは、炎症を軽減してかゆみを抑える働きがあるので、かゆみの範囲が狭い場合に使用します。ツタウルシによるかゆみのようなある種の状態には、効き目の強いステロイドクリームが必要となります。しかし、顔や性器周辺に使う場合は、たとえば1%のヒドロコルチゾンなど効き目の穏やかなステロイド薬を使わなくてはなりません。ステロイド薬が強いと、このような敏感な部分の皮膚を薄くしてしまうおそれがあるからです。また、効き目の非常に強いステロイドクリームを広範囲に、または長期間使用すると、特に乳児では、ステロイドが血液に吸収されて健康上深刻な影響を与えることがあります(コルチコステロイド薬の使用法と副作用を参照)。全身の広い範囲に症状がある場合は、経口薬のステロイドが使われることもあります。

かゆみに対し、特別な治療が必要になることもあります。たとえば、真菌、寄生虫、細菌による感染症が原因のかゆみは、局所用薬あるいは全身用薬が必要です。局所用薬は、感染してかゆみのある部分の皮膚に直接塗ります。全身用薬は経口薬か注射を使います。

さかさん

早々に御回答いただき、有難うございました。
くわしく説明いただき参考にさせていただきたいと思います

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