薬の遅発性錐体外路症状の発現率の解釈について。

person50代/男性 -

自閉症の息子が、10年ほど抗精神病薬の投与をうけ、遅発性ジストニアが生じてきましたので、第2世代の抗精神病薬へ変更を試みております。

精神科の教科書を見ますと、定型薬では年間5−7%ぐらい遅発性の錐体外路症状が起きるものが、第2世代のものは種類にもよりますが、0.5-0.7%ぐらいに起きるということが書いてあるようです。

しかし、ここで疑問に思いますのは、この数字の薬の投与量との関係です。こういった数字は、薬の投与量を力価当量でそろえて修正をした上で出してあるものなのでしょうか。

ある教科書などを読みますと、オランザピンで十分D2レセプターをブロックするには、セレネース換算で一日8ミリグラムほど内服しなければならないとありました。リスパダールでは一日6ミリ程必要なようです。一方、セレネースなら、一日1-3ミリで十分であるという記載を見ました。
だとすれば、セレネースのほうが、厳密に投与すればはるかに少ない量で同等のD2レセプターのブロックが可能となります。投与量が全く考慮していない統計ならほとんど意味がありませんし、前期の記載ですと、単に力価当量で修正しても、セレネースのほうが少量の投与ですんでしまうことになります。遅発性の錐体外路症状の発現率の統計にはそういった観点は考慮してあるのでしょうか。

主治医の先生に聞きましても分かりませんし、教科書など見ましても、その点について書いてあるものはありませんでした。

どなたか、お教えいただければ幸いです(どのような文献・教科書を読めばよいかということでも結構です)。

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