「大腸がんの診断と抗がん剤治療について」の追加相談
person50代/女性 -
前回の質問から数か月経過しました。
手術の後、MSI-highである事が分かりましたが静脈侵襲v2であることからゼロックス療法を行いました。
オキサリプラチン、ゼローダ(朝晩5錠ずつ)
当初8クールを目標にしていましたが肝臓の数値が悪化したため3クール目のオキサリプラチン80%、4クール目のオキサリプラチン60%へ減薬しました。オキサリプラチンは、そこで終了し、その後8クール目まではゼローダのみの服用で終えました。
3月下旬に手術をしGW明けに始めた抗がん剤が10月下旬に終了し10月30日の造影CTでは問題なしでした。
ですが、自分で色々調べたところ大腸癌ステージ2のハイリスクの条件の中で一番リスクが高いのが静脈侵襲との事で、すごく怖いです。しかもv2なので・・・。
MSI-highが再発リスクを下げる、とは言われていますが、それが、どの程度のものなのかを教えていただけましたら有難いのですが。
ステージ2の再発率15%と言われていますが、その15%のうちの多くが静脈侵襲によるものだとすると静脈侵襲の再発率は非常に高いのではないでしょうか。
自分に出来る食事の徹底管理、ウォーキング、軽い筋トレ、睡眠確保、体温を下げないよう充分配慮する、これは頑張っています。
静脈侵襲あり、MSI-highの再発率が本当に見つからないので、諸先生方にご質問させていただきました。
ご回答いただけますと幸いです。
大腸がんの診断と抗がん剤治療について
先日、大腸がんの手術をしました。術前診断ではステージ3Bと言われていましたが病理検査の結果ステージ2と言われ抗がん剤は無しと言われました。
が、診断結果を自宅で見たところ、ハイリスクではないかと自己判断し担当医師に相談し、お願いして抗がん剤治療を始める事にしました。
以下が所見になります。
検体は腹腔鏡下結腸部分切除材料
280mm長×口側断端周径65mm/肛門側断端周径60mm
口側断端より145mm,肛門側断端より100mmの位置に32×30mmの2型病変を認める。
この他6×6mmと4×3mmの小ポリープが認められる。
中型から大型の不整な腺管を形成して浸潤する腫瘍である。比較的大型の腺管からなる高分化管状腺癌と、中型でより形態不整が目立つとともに癒合や篩板様構造をなす中分化管状腺癌が混在した腫瘍で、割合としては後者が優勢である。
癌は漿膜下層まで浸潤する。リンパ管侵襲と神経周囲侵襲は明らかでない。中等度の静脈侵襲が認められ漿膜下層に位置する大型の静脈への侵襲も見られる。
簇出は3~4個/20倍視野程度でBD1と判定する。切除断端は口側・肛門側ともに陰性である。
小ポリープはどちらも低異型度管状線種である。
免疫組織化学的に、HER2は50%程度の腫瘍細胞の膜に中等度までの陽性像を認めるため、Score 2+と判定する。
【郭清リンパ節】
L1: 0/6 L2,L3: 0/13 L4,L5:0/28 L6:0/4 L7:0/11 L8:0/12 検体付着リンパ節:0/1
TOTAL: 0/75
RAS : 変異陽性 KRAS G12D
BRAF : 変異陰性
この結果で抗がん剤を勧められなかったは何故なのかモヤモヤしています。
また、抗がん剤はゼロックス療法になるのですが3か月と言われています。6か月必要ないのかどうか、この抗がん剤で良いのかどうかも含め諸先生方の見解をお聞きしたく記載させていただきました。
お忙しいとは存じますが何卒宜しくお願いいたします。
person_outlineAHAさん
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