乳房温存術によって手術を終え,放射線治療に入ろうという段階です.
結果は悪性度の低い(grade 1)小さな粘液癌(T1bN0M0)で,Her2-,ER/PR 100%,断端陰性というものでした.
局所再発率を数倍程度下げるということなので,標準治療では温存術後の放射線治療は必須であると考えられているようですが,次の理由から受けないという選択肢もあるのではないかとも考えました.
・ER/PRが100%なので乳房内の残存微小癌細胞(あったとしても)に対してもホルモン治療で再発を防げるのでは?
・放射線治療を行うことで局所再発率は下がるけど,長期生存率は放射線治療を行う場合と行わない場合で統計的有意差は無いのこと
・むしろ予後良好な早期の場合には,逆に放射線治療による晩期合併症が問題になるのではないか?
・断端陰性であってほぼ取り切れたと考えてよいのでは?
・悪性度が低いということは逆に放射線が効きづらいのでは?
・仮に万が一,局所再発することがあっても悪性度の低い粘液癌なので,その時に改めて手術をすればいいと考えていいのでは?
・高齢者(50代後半)
結局,放射線治療を受けずに再発した場合のリスク及びその再発可能性と,
放射線治療を受けた場合の晩期重篤合併症(2次発がんなど)の発生率とを天秤に掛けたとき,
どっちが良いのかということになるのですが,
これらについての正確なデータがないので判断できません.
特に放射線治療で2次発がんを起こす確率はどの程度なのでしょうか?(その統計には2次発がんを引き起こす前に亡くなられた方のものも含まれていますか?)