賛否両論【新型コロナウイルス感染症】

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルスの感染が拡大しています。医師たちが、現状についてどのように考えているのか、新型コロナウイルス感染症に関連するテーマについて、意見を伺いました。

Q. 屋外の会話が少ない徒歩での移動時、マスクは着用した方がいい？

作成 2022年7月30日

全国的に気温が上がってきて、最高気温が35℃以上の猛暑日となる日が続く地域もでてきています。一方で新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数は1日20万人前後の日々が続いています（2022年8月1日現在）。厚生労働省は、夏季の高温や多湿の環境下でのマスクの着用は熱中症のリスクを高めることから、特に屋外での活動においては「マスクを外す」ことを呼びかけていますが、医師はどのように考えているのでしょうか。

29.0%
賛成

45.2%
反対

25.8%
どちらでもない

調査対象：直近1か月間で、勤務先でCOVID-19の患者受け入れ実績がある医師2293名

調査期間：2022年7月27日～8月1日

調査方法：Webによるアンケート調査

※統計に基づく世論調査ではありません

賛成

マスクには予防効果が確認されているため。あまり規制を解除しない方がよいと考えます【循環器科勤務医】
不用意の咳やくしゃみは防げないから、至近に多数がいる場合はマスクをします。糖尿病科勤務医】
飛沫感染のリスクを低減するから【外科系勤務医】
マスク生活がデフォルトであると国民皆が認識するといい。敢えてマスク生活を捨てる積極的な理由が思い当たらない【精神科勤務医】
今の株は感染力が強いので、たとえ屋外でもマスクなしの会話の機会があることがリスクと思う【消化器科開業医】

反対

感染リスクが低い割に熱中症になるリスクは高くなると考えられるため【脳・神経科勤務医】
空気感染がメインだから不織布マスク自体意味がない【内科勤務医】
今は暑いので熱中症の方が心配【産婦人科勤務医】
屋外等でのマスクによる感染防御エビデンスはない【整形外科開業医】
自分以外に、誰も近くにひとがいないならマスクは不要。　他に人がいたらマスク着用です【産婦人科勤務医】

どちらでもない

暑さ対策や喘息発作など常時つけているわけにはいかない。基本的にはつけるべき【精神科開業医】
COVID-19の感染予防というより、自身の免疫状態により、マスクをするかどうか判断するのが良い【脳・神経科勤務医】
わざわざ不要という必要はない。していた方が周囲に感染させるリスクが減る【脳・神経科勤務医】
周囲の人影がまばらな時にはつける必要なし、混雑しているときにはマスク着用した方が良いと考える【外科系勤務医】
暑い季節、マスクはしなくても手にハンカチかタオルをもって急な咳やくしゃみに口を押さえられるようにしておいてほしい【外科系勤務医】

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