Q

高校一年生の息子の事です。

初めて質問いたします。
息子の日常の行動で少し気になる事があるので教えて下さい。
それは、頭痛を良く起こす・物忘れがひどく時には自分の行動を全く覚えていない事がある・整理整頓が出来ない・提出物などを出せない事が多い(忘れたり、 失くしたり)・都合が悪くなるとパニックを起こすなどです。今良く話題になる学習障害とか多動性障害などではないかと心配なのですが。ちなみに学力は割とあり進学校に通っています。
病院で精密検査をした方がいいでしょうか。その場合診療科はどこにいくべきですか。教えて下さい。

質問者:ミケ さん

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

注意欠陥・多動性障害(ADHD)とは、注意力が乏しいか持続せず、衝動的で、年齢相応ではない状態をいいます。一部の子供には多動もみられます。

発生率に関してはかなり議論がありますが、ADHDの子供は小学生の5〜10%と推定されていて、ADHDと診断された男子の数は女子の10倍です。ADHDの徴候の多くは子供が4歳になる以前に発見されて、7歳までには必ず発見されます。しかし小学校の中学年になるまでは、学業成績や社会行動を明らかに阻害するまでには至りません。ADHDは、以前には単に「注意欠陥障害」と呼ばれていましたが、これがみられる子供の多くに多動障害(実際、注意欠陥障害が身体面にまで及んだものです)があったことから、現在のように名称が変わりました。

ADHDは遺伝する可能性があります。最近の研究は、この障害は神経伝達物質(神経の刺激を脳まで伝える物質)の異常により生じるものであることを示しています。ADHDの症状には軽症から重症まで幅があり、家庭や学校などある特定の環境下では症状が過度に現れたり、問題になったりします。学校での制約や団体生活の中では、ADHDは問題になります。過去にはそのような制約がより少なかったため、ADHDの症状が子供の行動を著しく妨げることがなかったのとは対照的です。ADHDの症状の一部がADHDではない子供にもみられることがありますが、ADHDの子供には症状がより頻繁に、重症に出ます。

ADHDの主な問題は、注意力の持続、集中力、作業持続性(作業を終わらせる能力)において生じます。ADHDの子供はおおむね、活動量が多すぎて衝動的です。幼稚園児や保育園児の場合は、多くが不安症で、コミュニケーションや人との交流に問題があり、行動がうまくできません。注意力も散漫で、そわそわしていて落ち着きがありません。忍耐力に欠け、無分別に答えます。大きくなると、このような子供は足を落ち着きなく動かす、そわそわと手を動かす、衝動的に話し出す、すぐにもの忘れする、などの症状がみられ、注意力が散漫です。ADHDの子供は普通、攻撃的ではありません。

ADHDの子供の約20%に学習障害があり、約80%は学力に問題があります。勉強をさせると乱雑で、不注意による間違いが多く、熟慮に欠けています。このような子供はしばしば、心ここにあらずといった様子をみせ、話を聞いていません。いわれた通りにしたり、宿題や雑用、そのほかのやるべきことをきちんとやり遂げることができません。1つのことをやりかけたままで、ほかのことをやりはじめる傾向があります。

ADHDの子供の約40%は青年期になるまでに、自尊心、抑うつ、不安、権威に対する反抗などの問題が生じます。幼い子供の約60%ではこのような問題がかんしゃくとして現れ、やや年長の小児の多くでは、欲求不満を感じたときに忍耐力がないという形で現れます。

診断は、症状の数、頻度、重症度に基づいて行います。症状が少なくとも2つの異なる状況下(普通は家庭と学校)で、現れていなければなりません。家庭でのみ、あるいは学校でのみ症状が現れて、その他の場所では出ない場合にはADHDとはみなしません。このような判断は観察者によるので、診断が困難な場合がよくあります。ADHDを診断できる検査はありません。行動に関するさまざまな質問を行うと診断に役立ちます。学習障害もよくみられるため、多くの子供に、ADHDであるかどうかと、特定の学習障害があるかどうかを調べるための心理テストを実施します。

息子さんの場合は高校生活のストレスの影響もあるようです。心配であれば、心療内科を受診しましょう。しかし、どこの心療内科でもいいというわけではなく、注意欠陥、多動性障害についても経験のある病院を選ぶ必要があります。

ミケさん

早速詳しい説明のお返事を頂きまして、感謝しております。

考えてみますと、幼い頃からちょろちょろと動き回る状態が続き、2歳下の妹にちょっかいを出しては泣かしたりの繰り返しで、年中彼を叱ってばかりでした。興味のある事には何時間でも集中しますが、興味が無ければ飽きっぽく長続きせずに次々と中途半端なまま次に進んでしまう、といった状態も多々ありました。

ただ、先生のお話ですとそのほとんどが幼少期に発見されるとの事でしたので(確かに低学年の頃何度か落ち着きがないと言う指摘を担任から受けた事も有りましたが、それ以上どこかで診断を受けなさい、と言う所までは無く現在に至っております)もう少し様子を見てみようと思います。

本当にありがとうございました。

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