妊娠初期の定義、体温変化 いつ病院へ?双子、2人目で症状違う?

  • 作成:2016/05/18

「妊娠初期」には様々な症状が出ますが、妊娠6週ごろから、胎児の心臓の音が確認できるようになります。どのタイミングで病院にいくべきかや、体温の変化、「妊娠初期」の定義、「2人目」「双子」の場合に症状が違うかなどについて、専門医師の監修記事で、わかりやすく解説します。

近藤恒正 監修
落合病院 副院長
近藤恒正 先生

この記事の目安時間は3分です

妊娠初期に体温はどう変わる?

妊娠? 妊娠初期に病院にいくのはいつ?「妊娠初期」の定義

妊娠したかどうかの確実な診断には、病院での検査が必要です。経腟超音波検査(エコー検査)を行い、お母さんのお腹に、赤ちゃんが入っている袋(胎嚢<たいのう>)があるかどうかを確認したり、赤ちゃんの心臓が動いているか(心拍があるか)を確認します。では、いつごろから胎嚢や心拍は確認できるのでしょうか。

妊娠週数は、最終生理開始日を妊週0週0日とし、最終生理から7日目を「妊娠1週0日」と数えますが、胎嚢は妊娠5週ごろから経腟超音波検査で確認できます。心臓は妊娠5週ごろから作られはじめ、6週ごろから超音波で胎児の心拍が確認できます。心拍と胎嚢が確認できれば、子宮内の妊娠で正常に経過しているということになります。

胎嚢と心拍が確認できる時期を考えると、妊娠の診断を受けるのは、早くて妊娠6週のタイミングと言えます。しかし、妊娠の状態の判定は、1回の受診でわからない場合もあり、数回の受診が必要な場合もあります。また、まれにですが、妊娠ではなく他の病気である場合もありますので、妊娠検査薬で陽性反応が出ても、一度、産婦人科の受診を検討してみるのが良いでしょう。

なお、「妊娠初期」とは、妊娠週数で妊娠0週から15週の時期をいいます。妊娠月数は4週で1カ月と数えますので、月で言うと、第1月から第4月が妊娠初期となります。

妊娠初期の症状がない人がいる?

妊娠すると、ホルモンバランスの変化で、色々な症状が出現します。妊娠初期によくある症状は、熱っぽさや頭痛、腰痛やつわり、味覚の変化など様々です。しかし、妊娠初期の症状は、重い人も軽い人もいて、中には、全く症状のない人もいます。症状の有無は個人差があり一概に「この症状がでる」と断言することはできません。

全く症状のない妊婦さんの中には、ごくまれに、妊娠に気づかず陣痛が来て初めて妊娠していたことを知る人もいます。

妊娠初期の症状は、「2人目」や「双子などの多胎」で違う?

妊娠初期の症状は、1人目の時と2人目の時では違いがあるのでしょうか。

実際は、1人目と2人目の妊娠初期の症状は、それぞれ違う方が多いようです。例えば、「1人目の時は、つわりや腰痛がなかったのに、2人目ではひどかった」という方もいますし、逆に「1人目では症状がひどかったのに、2人目は楽だった」という方もいます。症状の感じ方には、季節など、その時の環境も関係しているかもしれません。また、体の変化による負担だけでなく、先に生まれた子の世話などの世話も増え、1人目の出産時より症状がつらいと感じることもあるのかもしれません。

では双子などの多胎妊娠(複数の胎児を妊娠した状態)の場合はどうでしょうか。一般的に「多胎妊娠の方がつわりが重い」と言われます。頭痛、イライラするなどの症状は、多胎妊娠だからと言って、特別な違いはないとされますが、お腹が張りやすい、むくみやすいといった症状は、多胎妊娠の方が多いようです。妊娠初期の切迫流産(流産が懸念される状態)も、多胎妊娠ではより注意が必要です。

妊娠初期の体温の状態 基礎体温と比べるとどういう状態?高温期が続く?

基礎体温は、「目が覚めた直後の動き出す前の体温」のことです。女性の基礎体温は、生理周期によって、体温が低い「低温期」と低温期より0.3度から0.5度高くなる「高温期」に分かれます。排卵した後、次の生理が来るまでは高温期で、それ以外は低温期となります。排卵し、妊娠すると、高温期が続き、妊娠初期の体温はいつもより高めということになります。お母さんの体の中を暖かい環境にして、赤ちゃんが育ちやすい環境に変化していきます。

また、妊娠が分かった後も、妊娠初期の間は、基礎体温の測定を続けておくと、赤ちゃんの異変に気が付くきっかけとなります。中には、妊娠3週から4週の超初期に、高温期の中で突然体温が下がる日がある人もいるようですが、個人差があり必ず起こるわけではありません。

なお、基礎体温は、妊娠中の間ずっと高いわけではありません。妊娠中期以降から徐々に下がり始めます。

妊娠初期の基礎知識をご紹介しました。「もしかして妊娠しているかもしれない」と不安に感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、活用してください。

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