胃下垂のチェック方法 食後にお腹が出る?「大食い」「太らない」のはサイン?

  • 作成:2016/09/20

胃下垂になると食後にお腹がぽっこり出るイメージをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。「大食い」「太らない」というイメージが本当なのかや、胃下垂のチェック方法を、医師監修記事で、わかりやすく解説します。

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胃下垂は自分で見分ける、チェックすることができる?どんな特徴?

「食後に下っ腹がぽっこりと出る」という方は、すでに自分が胃下垂であると自覚されているかもしれません。それに加えて、胃もたれやげっぷなどの胃の不快感がある方はなおさらかもしれません。

自分が胃下垂であるかどうかを、比較的に簡単にで見分けられる方法もあります。セルフチェックの1つとしては、食後に仰向けで寝転がってみるという方法があります。この際、自分のお腹を手で触ってみて、心臓の下のみぞおちの辺りに、食べ物で膨らんだ胃を確認できれば正常であると言えます。一方で、おへその辺りや骨盤の辺りで、胃の膨らみを感じる方は、胃下垂の可能性があります。また、少量で満腹感を感じたり、食後に胃痛や胃もたれといった症状が見られる場合も胃下垂の可能性があります。

ただし、胃の不快感といった症状は胃潰瘍をはじめとした胃のさまざま病気でも見られる症状です。胃下垂の一部は治療が不要なのも事実ですが、異常を感じるようであれば、自己判断はせず、一度医療機関を受診することをお勧めします。

胃下垂だと食後にお腹がぽっこり出る?

胃下垂を診断するためには、病院に行き、レントゲン検査で胃が骨盤の方まで落ち込んでいることを確認する必要があります。しかし、一般的な胃下垂では、食後のむかつき、胃痛、少量での満腹感、げっぷ、吐き気などの消化器症状が特徴的で、ひどい人では胃に食べ物が停滞して消化不良となるため、便秘や肌荒れなどが見られることもあります。

胃下垂の見た目で分かる最も分かりやすい特徴は、食後に本来胃のあるはずのみぞおちがへこみ、おへそや下っ腹がぽっこりと膨らむことです。胃が骨盤の方へと落ち込んでくれば、食べ物が入ってきたときに、当然胃のある下っ腹が膨らむことは簡単に想像できると思います。

しかし、胃下垂であることは、本来腸があるべき場所に胃がはまり込んだ状態ですので、単に下っ腹が出るだけでなく、腸の動きも悪くし、便秘や消化不良の原因ともなります。

胃下垂の人は大食い?太らない?太ることもある?

胃下垂は痩せた人に多く、食べても太りにくいというイメージから胃下垂に憧れている人も多くいます。しかし、実際のところ胃下垂は、決してよい話ではありません。 そもそも胃下垂の人は大食いなのでしょうか。胃下垂になると、胃は腸の中に落ち込んだ状態となるため、食べ物が胃に入ってきたときに、胃の広がる範囲は制限されてしまいます。また、食べ物が胃に停滞しやすくなり、胃酸分泌も増加するため、慢性的な食欲不振や胃もたれといった症状がみられます。したがって、胃下垂の人が大食いであるとは決して言えません。

さらにインターネットで検索してみると、「胃下垂になると痩せる」という情報があふれています。確かに、胃下垂は体質的にやせ形の女性に多く見られるため、「胃下垂=痩せる」というイメージを抱きやすいですが、実際には、痩せている結果として胃下垂になったと考えるのが妥当です。胃下垂の結果、痩せているというわけではありません。胃下垂になると、腸での消化吸収も不十分となるため、便秘や肌荒れなどさまざまな弊害も出てきます。胃下垂に対して良いイメージを抱いている方も多いかもしれませんが、胃下垂になるメリットは何もありません。


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胃下垂のチェック方法などについてご紹介しました。身に覚えのない胃の不調に不安を感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、活用してください。

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