インフルワクチンとコロナワクチン、「どちらを優先?」「接種時期は?」ネットに上がる疑問の声

  • 作成:2021/09/17

例年で言えば、インフルエンザのワクチン接種シーズンが近づくこの時期。しかし今年については、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種も広がっていることから、優先順位の付け方や、接種時期に関する疑問の声が上がっています。Ask Doctorsでは医師から、2週間程度の間隔をあけた上で接種を実施すれば、現時点では問題ないと考えられるとの声が寄せられています。

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インフルワクチンとコロナワクチン、「どちらを優先?」「接種時期は?」ネットに上がる疑問の声

例年12月頃から流行し、1月末~3月上旬にピークを迎えるインフルエンザ。例年であれば10月からワクチン接種を行うなど、予防的行動が推奨されますが、昨年はコロナ対策の影響もあってかインフルエンザの流行が減少。今年のインフルエンザの動向についてはまだわかっておらず、今年のインフルエンザワクチンについてどうすべきか、などの質問がAskDoctorsに寄せられています。

そこで今回編集部では寄せられた質問のうち、今年度のインフルエンザワクチンにまつわる質問を集計、分析。その結果、「今年インフルエンザワクチンを接種した方がよいのか」「コロナウイルス感染症のワクチン接種との優先順位付けをどうしたらよいか」「新型コロナワクチンとはどのくらい空けて接種するのか」などの質問が寄せられており、今年度のインフルエンザワクチンの必要性やコロナウイルスワクチンとの接種の関連性への疑問が示されていることが分かりました。
乳幼児を持つ30代の女性は、インフルエンザワクチンを夫婦ともに接種することは決めているが、夫のコロナウイルスワクチンの接種との兼ね合いから11月に接種になっても遅くないか、どちらのワクチンを優先すべきかを相談しています。

新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンの接種間隔について、厚生労働省は2週間空けることとしており、医師もそれにならい2週間空けるように回答しています。ただ、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は2週間空けなくても良いと公表しており、今後日本もその方針に追随する可能性はあるかもしれないと回答している医師も。

 

今年インフルエンザワクチンを打った方が良いかについては、流行予測はできないものの、「接種した方が良い」という意見が多く見られました。接種時期はできれば例年通り10月以降予約出来次第、新型コロナワクチンとの兼ね合いで11月以降になる場合はそれでも問題ないとする回答が寄せられています。また、今シーズンは新型コロナワクチンを優先した方がよいという意見も見られましたが、基本的には両方の接種を勧める回答がされています。

参考
厚生労働省
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)

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