水疱瘡(みずぼうそう)・水痘(すいとう)
水疱瘡(みずぼうそう)・水痘(すいとう)に関する医師アンケート
水疱瘡(みずぼうそう)は、水痘(すいとう)ともいいますが、全身に発疹がでる病気です。非常に感染力が強いため流行している時期は注意が必要で、子供が発症すると登園・登校停止になります。アスクドクターズでは、200名以上の小児科の先生から、水疱瘡の診断や治療で「患者さんにお願いしたいこと」をうかがいました。
Q. 水疱瘡の治療で「患者さんにお願いしたいこと」
- A 感染力の強さを理解してほしい(35%)
- B 予防接種をきちんと受けてほしい(32%)
- C 診断が難しいことを理解してほしい(21%)
- D その他(11%)
小児科医の意見は「感染力の強さを理解して」「予防接種を受けて」
小児科の先生が水疱瘡の治療で、患者さんにお願いしたいことは「感染力の強さを理解してほしい」(35%)が最多となりました。
水疱瘡は、非常に感染力が強い病気で、空気感染することが知られています。また、水疱瘡の発疹がかさぶたになるまでは感染力を持つとされています。医師からは感染拡大防止のため、水疱瘡の疑いがある場合は医療機関の受付で必ず伝え、隔離室で待機してほしいという意見や、完全にかさぶたになるまでは保育園や学校を休んでほしいという意見が聞かれました。
- 感染しやすいので混みあった外来で待たないで、受付に一言伝えてください。
- 感染力が強いので、まだ感染していない妊婦さんに近づかないでください。
- すべてかさぶたになるまでは休校・休園が必要なことを理解していただきたい。
次いで多かったのは「予防接種(ワクチン)を受けてほしい」(32%)というものでした。ワクチンは、1回接種より2回接種したほうが、予防効果が高いことが分かっています。水疱瘡は、妊婦さんに感染するとお腹の赤ちゃんに感染して重症化する恐れがありますが、まだまだ予防接種を受けない方がいらっしゃるようです。予防できる病気は積極的に予防していただきたいと考える小児科の先生が多いようです。
- ワクチン1回では効果が低いので、予防接種をしっかり2回受けてほしい。
- 病気にかかったほうが良いという考えの方がいるので、ワクチン接種をしてほしい。
水疱瘡は、感染力が高いことや予防接種の重要性を理解して医師の指示どおり治療することが大切です。この病気に関して心配や疑問があったら気軽に医師に相談してみませんか?