突発性発疹(とっぱつせいほっしん)

突発性発疹(とっぱつせいほっしん)に関する医師アンケート

突発性発疹は、高熱の後に発疹が出る症状が特徴的です。ウイルスの感染でおきる病気ですが、「不機嫌病」と呼ばれることもあるほど、アスクドクターズでは、200名以上の小児科の先生から、突発性発疹の診断や治療で「患者さんにお願いしたいこと」をうかがいました。

Q. 突発性発疹の治療で「患者さんにお願いしたいこと」

  • A 発熱の後に発疹が出ること、子供が不機嫌になることなど病気への理解を深めてほしい(45%)
  • B 発熱の段階では診断が難しいことを分かってほしい(41%)
  • C 有効な薬や治療法がないことを分かってほしい(14%)

小児科医の意見は「疾患への理解を深めて」「発熱時の診断は難しい」

小児科の先生が突発性発疹の治療で、患者さんにお願いしたいことは「疾患の理解を深めてほしい」(45%)、「発熱の段階では診断が難しいことを分かってほしい」(41%)という声が多くなりました。

突発性発疹は、まず40度近い高熱が3日間程度続き、熱が引いた後に体に発疹が出ます。この発疹が出ている時期は赤ちゃんが不機嫌になることがあり、不機嫌病ともいわれます。熱が下がった後に発疹が出て不機嫌になることを事前に説明してもなかなか理解していただけず、また受診される患者さんもいるようです。また、熱性けいれんが起こるケースもあることから注意が必要というコメントもいくつか見られました。

  • 解熱した後の発疹期に不機嫌があることを知っていて欲しい。
  • 深夜でも解熱後の発疹で受診される方がいます。突発性発疹は母子手帳にも記載されているので勉強していただきたいです。
  • 熱性けいれんが起こりやすいので注意して欲しい。

突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルスの感染によっておこりますが、発熱後の発疹が出たことを確認して診断となるため、熱が出ている段階では医師も診断ができません。疾患の理解にもつながりますが、熱が引いて発疹が出るまで突発性発疹と診断はできないことを覚えておきましょう。

  • 解熱後の発疹が出るまで診断がつかない点。保護者の方に発熱の持続と全身状態の把握をしっかり観察するよう伝えても困難なケースも多いです。
  • 突発性発疹の早期診断は困難だが期待されることがあります。
  • 熱があるときに診断ができるような有効な検査方法はありません。

突発性発疹は、病気を正しく理解して医師の指示どおり治療することが大切です。この病気に関して心配や疑問があったら気軽に医師に相談してみませんか?

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