卵巣嚢腫(のう腫)と妊娠の関係 不妊になる2つの原因とは?

  • 作成:2016/01/13

卵巣嚢腫になってしまった場合、その後妊娠可能かどうかは、病気の程度によります。卵巣嚢腫が多い年齢は30歳から40歳とされていますので、妊娠を考えている方は、医師や家族と相談するのが良いでしょう。不妊になるのは、病気そのものが原因となることに加え、やむをえない手術で妊娠のための機能を摘出せざるをえない場合です。妊娠との関係について、専門医師の監修記事で、わかりやすく解説します。

近藤恒正 監修
落合病院 副院長
近藤恒正 先生

この記事の目安時間は3分です

カップル

卵巣嚢腫による不妊の可能性は「ケースバイケース」

結論から言うと、多くの場合はその後妊娠ができますが、あまりにも状態がひどい場合には不妊の原因になってしまうことも考えられます。不妊になる場合には、病気そのものによるものと、手術によるものが考えられます。

病気で不妊になるケース

病気そのものが原因になるケースとしては、まず嚢腫によって卵巣が排卵できなくなってしまった状態が考えられます。他には、巨大化した嚢腫によって卵管が引き伸ばされてしまったり、周囲との癒着を起こして卵管が狭くなってしまったりして、卵子を運ぶことができなくなってしまっている状態が考えられます。

手術で不妊になるケース

手術が原因で不妊になるケースとしては、腫瘍が大きかったり、悪性化が否定しきれないことで、正常な卵巣部分を残すことができなかった場合や、手術後に卵管の周囲に癒着(本来くっついていないところがくっつくこと)が生じてしまった場合などです。

手術を受ける際には医師にしっかり妊娠の希望を伝えて、可能な限り卵巣を残してもらえるように相談することが大事です。

また、医療者側の問題ですが、できるだけ癒着が起こらないように注意したうえで手術を行うことも大切となります。

不妊を避けるために、定期的な受診を

いずれにせよ、卵巣囊腫が早期に発見できれば、病気による不妊、手術の範囲が広いことによる不妊ともに、避けることができます。早期に発見できれば、結果的に、卵巣囊腫があっても、妊娠できる可能性が十分にあります。他の不妊につながる病気の発見をする意味でも、定期的に婦人科を受診することは重要といえます。



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