泌尿器科とは?女性医師もいる?尿、前立腺、精液の検査とは?

  • 作成:2016/02/03

泌尿器科は、生殖器にかかわる病気を診る診療科で、性病にも対応しています。尿の出方や前立腺をみる検査を通じて病気に対応しています。女性医師が少ないのが事実で、女性の方は受診をひかえてしまうかもしれません。その場合、一度内科を受診してみると良いでしょう。

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泌尿器科に女性医師はいるの?

泌尿器科は、生殖器関連部位を診る

泌尿器科で診察する病気の部位で列挙すると、腎臓、尿管、膀胱(ぼうこう)、尿道といった、尿の通り道や前立腺、精巣といった生殖器にかかわる部位です。泌尿器科以外に「腎臓内科」がある場合には、多少重なる部分があります。泌尿器科は外科的な病気を扱うことが多い科です。

症状としては血尿などの尿の異常、排尿時の痛み、頻尿、残尿感、尿漏れといった排尿の問題、陰嚢の腫れ・痛み、性器の痛みや機能障害が対象となります。健康診断では尿検査に異常があったり、腹部の超音波で腎臓や膀胱の形の異常がある可能性が判明した時に泌尿器科を受診するよう指示されることがあります。

泌尿器科で扱う病気

泌尿器科で診察する代表的な病気は以下の通りです。

がん:腎臓がん・尿管がん・膀胱がん・前立腺がん・精巣がん

腎不全:人工透析・腎移植

生殖:ED(男性器の勃起障害)・不妊症・性病

小児:先天性奇形、膀胱尿管逆流症(尿が逆流する病気)、ウイルムス腫瘍(腎臓の腫瘍の病気の1つ)

その他外科的治療の可能性がある病気:前立腺肥大・尿管結石・尿閉(排尿できない状態)・尿路感染症・神経因性膀胱・尿失禁

泌尿器科で実施する尿検査とは?

泌尿器科の検査の基本は尿検査です。尿検査は一般的な血液やタンパクの混入をみるだけのものや、細菌・白血球など感染の有無をみる検査、悪性細胞が混じっていないかをみる細胞検査などの種類があります。腎臓の機能をみるときには、体に不要なものがきちんと尿に排出されているか、成分を測ることもあります。

前立腺の検査はどんなもの?

前立腺の病気を疑う検査としては前立腺の触診、前立腺超音波、前立腺針生検などがあります。前立腺の触診は「直腸診」とも呼ばれ、肛門から直腸に指を入れ、直腸の壁の前にある前立腺を触って大きさや表面のでこぼこ、押さえたときの痛みなどをみます。前立腺の内部を見るためには超音波検査が必要です。前立腺超音波は機械を肛門から入れて、前立腺全体をみます。時間は10分程度と簡単な検査です。

前立腺がんが疑われる場合には針生検を行います。針生検は、出血や感染の可能性がある検査のため1泊入院が一般的です。肛門から前立腺に向けて複数回針を刺して細胞を採取します。顕微鏡で癌(がん)細胞の有無を確認します。

精液検査って何のためにする?

排尿障害の場合は機械に向かって排尿を行い、尿の勢いや尿の量、排尿時間を測定します。「残尿測定」と呼ばれる、排尿後に膀胱に残っている尿の量を測定する検査もあります。残尿測定は、超音波で簡易に見る方法と、尿道から膀胱に管を入れて残った尿を採取し量を測定する方法があります。膀胱に尿を貯める力や尿を押し出す力がどの程度あるかをみるのが「膀胱内圧測定」と呼ばれる検査です。尿道から膀胱に管を入れ、膀胱内に水やガスを入れて膀胱に圧を加える検査です。肛門にも同時に管を入れて直腸内圧も測定することがあります。

また、不妊の場合、精液検査は必須です。精液そのものの異常なのか、精液は正常に作られているのにそのほかの原因で不妊なのかを区別するために検査します。泌尿器科で行う検査はほかに、逆行性腎盂尿管造影や膀胱鏡といったものもあります。

女性医師もいる?女性へのアドバイス

泌尿器科は一般に「男性がかかる科」と認識されていて、女性が受診するには少し敷居が高いかもしれません。しかし、女性であっても腎臓がんや膀胱がんであればもちろん泌尿器科で対応します。また神経因性膀胱(神経が原因となっている膀胱の機能の異常)は女性の方が困っていることが多いのです。病院によっては、「女性泌尿器科外来」をかかげているところもありますが、数は少ないです。医師全体の中で女性医師は約15%、泌尿器科に限れば4%しかいないのが現状です

では、近くに女性専用の泌尿器科や泌尿器科の女医がいない場合はどうしたらいいのでしょうか。男性の医師の診察が気になるのであれば、受付で触診なしで診てもらえないか聞いてみましょう。もし、泌尿器科の受診に気がひけるようであれば、ひとまず内科にかかってみましょう。もちろん泌尿器科でしか治せない病気であった場合は覚悟を決める必要がありますが、内科でも尿路感染症や神経因性膀胱、尿管結石などは検査・治療が可能です。

泌尿器科について検査や女性へのアドバイスなどをご紹介しました。泌尿器科にかかる病気かもしれないと不安に感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、ご活用ください。

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