切迫流産は予防できる?不妊症を含む母体への影響とは?

  • 作成:2016/09/13

切迫流産や、その治療がきっかけとなって不妊症になる可能性があるなど、切迫流産は母体に影響がでます。予防可能性を含めて、専門医師の監修記事で、わかりやすく解説します。

近藤恒正 監修
落合病院 副院長
近藤恒正 先生

この記事の目安時間は3分です

切迫流産は予防できる?

切迫流産の母体への影響は?不妊症につながる?

切迫流産から流産になってしまった場合には、母体に影響が出ることがあります。

感染によって骨盤内に炎症を起こすと、その後不妊症になることがあります。また、流産経過中に子宮内に感染が起こることがあり、「感染性流産」とよばれます。感染性流産の状態を放置すると、敗血症に進展することがあり、ショックなどを起こして生命に危険を及ぼすこともあります。

流産に対して「子宮内容除去術」を行ったことでできた傷によって、子宮内に癒着(ゆちゃく)が起こると、やはり将来の不妊原因となります。また、子宮内部に内容物が残っている場合には、出血や腹痛が長く続くこともあります。

完全予防はできないが、注意点はあり

母体にも影響が少なくない以上、切迫流産は避けたい気持ちは、みな同じかと思います。切迫流産を完全に予防するのは困難ですが、切迫流産の原因となる疾患のいくつかは妊娠前に見つける事が可能です。

妊娠の予定がある場合には、予め検査を受けて子宮周辺に流産のリスクを抱えていないかを診断しておくのがのぞましいでしょう。妊娠中には対応できなくても、妊娠前であれば治療が可能というケースは多いです。

胎児の染色体異常による切迫流産は防ぐことは難しいのですが、母体が高齢になると卵子にも加齢による変化が起こるために、胎児の染色体異常の確率が高くなります。そのため、高齢出産を避けて若いうちに出産するというのも、切迫流産を予防する一つの方法です。

様々なことが切迫流産の原因になりうるので、切迫流産を完全に防げるという予防法はありません。ただ、赤ちゃんにも母体にもストレスがかからないようにしておくことは、行いうる予防法ともいえます。

心配しすぎないようにしましょう

切迫流産を疑うような症状もなく切迫流産という診断もついていないのに、極端に動かない生活をしていると、血行が悪くなります。過度な心配をしても仕方がありませんので、妊娠中も適度な運動を心がけましょう。気分転換を兼ねたお散歩もおすすめです。日々健康に過ごすことが、切迫流産の予防につながります。

ただ、普段と違う腹痛や、生理のように量の多い不正出血があった場合は、運動を中止して、一度医療機関を受診しましょう。



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