思わず親が泣きそう…長男がパニックにならずワクチン接種をクリア!

  • 作成:2023/03/06

こんにちは。外科医ちっちです。この連載では、発達障害の我が子の日常や、子育ての様子を徒然なるままに綴ります。世の中にはこんな「変わっている子」「変わっている人」もいることを、いろいろな方に広く知ってもらい、すべての方が生きやすくなることを目指しています。今回は、我が家の子どもたちの新型コロナワクチン接種の実際の様子をお伝えします。

外科医ちっち 監修
 
外科医ちっち 先生

この記事の目安時間は3分です

不安が強い子どもがスムーズに注射をこなせたワケ

長男にっちは注射が大の苦手です。どうやったらスムーズに接種させられるか、私と妻はあれこれと工夫したことは、前回の記事でお伝えしました。
結論から言うと、にっちは大規模接種会場で、スムーズにワクチンを受けられました。それには、3つのポイントがありました。

1)会場が流れ作業だった
2)たくさんの機械、人がいて、興味を惹くものがたくさんあった
3)『注射が終わったら駄菓子爆買い』と接種後の楽しいことを想像できた

会場に着いて10分後には終わっていた!

順番に説明していきます。

1)会場が流れ作業だった
予約時間5分前に到着したところ、待ち時間がほぼナシで“ソワソワする時間が短い”という状況が良い方向に働いてくれました。

うちの凸凹−外科医と発達障害の3人姉弟−思わず親が泣きそう…長男がパニックにならずワクチン接種をクリア!

会場入り口 2分

問診表を出す 2分

医師が問診表をざっと見る
「心配事はありますか?」
父「いえ、ありません」
子たち「・・・」
医師「では打ちましょう」 2分

隣のブースに移動。そこには優しそうな年配女性看護師がいました。
接種 2分
にっち「おとうさん、手を握っといて」
看護師「すぐ終わるからね」
にっち「何秒?」
看護師「そうね、3秒くらいかな」
にっち「なっが(ちょっと不機嫌)」
看護師「ふふふ。長いかな? 一緒に数えてね。じゃあいくよ、3、2、1、ハイ」
にっち「うぇぇぇぇぇぇぇぇ」
看護師「い~ち、に~、さああああん。終わったよ。がんばったね」
にっちは涙目ではあったものの、逃げ出さず、暴れず、怒らずに接種できました。

会場についてからここまで、約10分でした。
嫌なことこそ、パッと終わらせるほうが楽ですね。

今は11歳のにっちですが、低学年の頃まではワクチン接種で大暴れ。
接種後、やんわりと「次回からは、どこかのかかりつけの病院でお願いします」と言われてしまいました(この病院がかかりつけのつもりだったのに…)。

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今のにっち、本当に成長しました(涙)。

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「痛いことは必ず終わる」という見通し

2)たくさんの機械、人がいて、興味を惹くものがたくさんあった
AEDやアナフィラキシー対応の大きな張り紙や物品が見えるところにあり、部屋には看護師や医師、案内人が数十人いました。初めての場所は苦手な子どもたちですが、それ以上に見たことのないモノに興味を持ったことで、気がそれていました。

3)『注射が終わったら駄菓子爆買い』と接種後の楽しいことを想像できた
これが終わったら○○。痛いことは必ず終わるという先の見通しが立てられるようになったことは、成長を感じます。

うちの凸凹−外科医と発達障害の3人姉弟−思わず親が泣きそう…長男がパニックにならずワクチン接種をクリア!

今できなくても、いつかできるようになる日は来る!

集団接種会場でのワクチン接種が無事に済みました。以前は大暴れでしたが、親との握手のみでじっと耐えることができ、大げさですが私が泣きそうになりました。

もう小学校高学年なので、「暴れずに注射をすることは当たり前」だと思われてしまうかもしれませんが、発達障害の子どもにとっては、苦手なことは周囲からは想像しにくいレベルなのです。

その後の2回目接種も、同じようにパニックにならずに受けることができました
準備の工夫だけでなく、本人の成長の影響も大きいと思いますが、数年前のインフルエンザワクチンでは数時間にわたって親に怒鳴り続けたことを考えると、驚異的な成長です。
今できなくても、いつかできるようになることはあります。

外科医師。妻(看護師はっは)と発達障害3児の育児中。記事中のイラストは、看護師はっはが担当。
・ブログ:「うちの凸凹―外科医の父と看護師の母と発達障害の3姉弟
・ブログ:「発達障害の生活は試行錯誤で楽しくなる
・note:https://note.com/titti2020/
・Twitter:@surgeontitti

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