宇都宮大学保健管理センター
准教授/学生相談室長
原口 正 先生
「最近疲れている」「気分が晴れない」「眠れない」
──そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
「こんなことで相談してもいいのかな」「受診はハードルが高い」と迷ってしまう方も多いでしょう。
また、「胃の調子が悪い」「肩がこる」「だるい」など身体の不調ばかり気になることもありますが、うつ病など心の問題が関係していることがあります。
うつ病は誰でもかかりうる身近な病気で、約6%の人が経験するといわれています。
また、早めに治療を行うことで、重症化の防止や、早期の回復につながります。
まずは「うつ病」のと特徴や医療機関などの利用方法を知っておきましょう。
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「体の不調」「心のもやもや」
実はうつ病のサインかも?「うつ病」と聞くと、気持ちが落ち込む、何をしても楽しくないなど、 そんな心の症状を思い浮かべるかもしれません。
でも実は、胃の不快感、食欲の低下、疲労感、頭痛や肩こりなど、さまざまな身体の症状として現れる人もいます。このコラムでわかること
- ・「うつ病」と「うつ状態」の違い
- ・うつ病の代表的症状
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「そのうち治る」は危険
うつ病は早期治療が
回復への近道一時的な気分の落ち込みは誰にでもよくあることだからこそ、うつ病になっても、「気の持ちよう」「そのうち良くなるだろう」とがまんしがちです。でも、うつ病は放っておくと重症化し、日常生活への影響が大きくなっていくこともあります。
早期に治療を受けることは、回復への近道であり、自分自身を守るための大切な一歩です。このコラムでわかること
- ・早期治療が大切な理由
- ・主な治療法と治療期間
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受診してみた感想
精神科に行った事実を知られたくなかったが、自分から話さなければ誰にも気づかれませんでした。
- 突然涙が出る
- 入眠困難
- 睡眠不足
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受診してみた感想
客観的な診断が出たことで「気のせい」ではないと確信し、焦りを感じず治療に専念するため仕事を休む決断ができました。
- 動悸
- 不安感
- 低血圧
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受診してみた感想
「時間が経てばいつか治る」と思っていたが、もっと早く受診しておくべきだったと思います。
- 喉が詰まった感覚
- 眠れない
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受診してみた感想
「自分は精神的な問題ではない」と思っていても、一度専門家に相談することを悩まずに相談すると良いと思います。
- 精神症状自覚なし
- 吐き気
- めまい
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受診してみた感想
処方された薬によって、不安定な状態が落ち着いたことが何よりも良かった。恥ずかしがらずに勇気を出して受診した方が良い。
- 不安定
- ソワソワ
- 眠れない
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春ごろからやるべきことをできなくなった
50代 / 女性
今年の4月ごろから、やらなければならない仕事や家事をするのにやろうと思えば思うほど手につかない状態です。そのほか気になるところは、
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うつ病の症状でしょうか
10代 / 女性
最近、眠れなく、寝たとしても朝方に目が覚めたて日中寝たり、一日中家にいる、学校に行けない、日曜日にゆうつうな気分になる、喉の異物感やつばが出る症状がある等、どの様な病気を考えたらよいでしょうか。毎日ではないですが、幻覚や幻聴もあり、急に不安になる事もあり、少し暗い様子で気になります。
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うつ病なのではと不安があります。
40代 / 女性
私は今42歳なのですが、14年前にインフルエンザ予防接種後倒れたのですが、それから、腹痛、頭痛、背中痛、胸苦しさ、目眩感など交代交代に色々な症状がでて、そのたびにガンなんではと異常な不安に襲わられ病院へいき異常なしと言われると安心するという生活になって常に死に対する恐怖があり色々検査ばかりするようになりました。
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うつ病かなと思っています。対処方法を知りたいです
30代 / 男性
同僚が夏頃からうつ病のように思います。起因は職場環境が大いにかわり、プレッシャーやストレスがたくさんあったことが始まりでした。急に泣けてきたり、やる気がでない、眠れない、言葉にはしないもののたぶん消えてしまいたいと思っているようです。
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残業急に増えた 上司の態度が急変した 涙が出てくる
20代 / 女性
仕事に行くのがとてつもなく辛いのですが、体は元気なので仕事に行かなくてはなりません。仕事に行かなくていい方法は、死ぬしかないと考えています。営業職です。8月ごろから普段の残業時間が20時間ちょっと〜40時間ほどと倍になりました。

