精神科に行ったという事実を周りの人に知られたくありませんでした。しかし、実際には自分から話さなければ、通院していることは誰にも気づかれませんでした。その心配は杞憂だったと今は感じています。

振り返って感じるのは「早期治療」の大切さです。もし、自分にうつになりやすい気質があることをもっと早く認識できていれば、病気を繰り返す前に適切な対処ができたかもしれません。

眠れない日が続く前に、「しんどい」と感じたタイミングは何度もあった。あの時すぐに病院に行っていれば、 回復はもっと早かったかもしれません。

もし内科で原因がわからない身体症状に悩んでいたり、 「自分は精神的な問題ではない」と思っていても、一度専門家に相談することを悩まずに実行すれば良いと思います。

今、心身の不調で悩んでいるのなら、 恥ずかしがらずに勇気を出して受診するべきだと思います。あなたが抱えている悩みは、決して恥ずかしいことではありません。受診は、あなただけでなく、 大切な家族や仕事を守るための行動です。

我慢を続けた結果、その不調が「当たり前」となり、自分は大丈夫だと誤解してしまうようになっていました。今では、もっと早めに専門家に相談すればよかったと心から思っています。

受診を迷われている方がいらっしゃれば、最初から「治療」を目的にする必要はありません。限界がきた時のために、相談できる状態を前もって作っておく目的で足を運んでみることを強くおすすめします。

自力で解決しようと我慢したり、時間をかけて悩んだりするよりも、 専門家の診断で現在の状態を客観的に把握することが、回復への最も早い一歩になります。

私のように、「他の人に受診していることを知られたくない」と思う方こそ、早めに通院し、治療を始め、完治を目指すことをおすすめします。

心療内科・精神科への受診は、休職や職場への状況説明などで診断書が必要になる際に不可欠です。まず「いざという時のための備え」として受診することは重要です。

受診する前は、心療内科に行くことは「恥ずかしいこと」だと思っていました。しかし。今では、先生と話す時間が楽しみに変わっています。

会社のストレスチェックでアラートが出た場合は、決して放置しないでください。それは、働き方を変えたり、職場の環境改善を要求したりするための重要なサインです。

受診したことで、 心療内科に対するイメージが大きく変わり、「こんなことなら悩まずに、もっと早く頼ればよかった」と後悔しました。

薬も軽く、服用期間も短くて済む可能性が高いので、少しでも不調を感じたら早めに受診した方が良いと思います。

受診することで、状況が何か変わるかもしれないという希望を持つことができます。また、受診のために外出すること自体が、気分転換や日常からの小さなリフレッシュになります。

もし「眠れない日が続く」という症状があるなら、どうか 「年齢のせい」や「気のせい」だと思わずに受診してほしいと願います。

性格や自分の弱さが原因と決めつけず、 心が少しでも辛く、いつもの自分じゃなく、生活に支障が出てたりしていたら、少しでも早く受診してみて欲しいです。