アキレス腱のだるさの原因
- 作成:2015/12/21
アキレス腱からふくらはぎにかけて、重だるく筋肉がパンパンに張ってしまい痛みを感じたことはないでしょうか。ふくらはぎの張りやむくみが強いと、階段の上り下りがしづらくなったり、血流の悪化から引き起こされる冷えを感じたりと、不快な症状は、身体的な辛さから精神的なストレスを引き起こすこともしばしばです。
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アキレス腱は腓腹筋とヒラメ筋から構成されており、この二つの筋肉によってふくらはぎが構成されています。これらの筋肉は、つま先立ちする時に最も使われる筋肉であり、アキレス腱の張りは、つま先を伸ばす運動が不足することにより足首の伸縮性が失われ引き起こされる症状なのです。
また、ふくらはぎの筋肉の収縮は全身の血流と密接に関わっています。ふくらはぎの筋肉による伸縮・収縮がしっかりと行われると、足の血液を心臓に向かって押し返すポンプ機能を果たしてくれ、全身の血流がよくなり、胃腸の働きや内臓全体が活発に動いてくれます。反対に、胃腸の働きや内臓の動きが弱ってくると、ふくらはぎがパンパンに張り痛みやだるさが表れるのです。
足のむくみを取り除く方法として、ツボやマッサージを取り入れてみてはいかがでしょうか。アキレス腱をつまむようにして持ち、上に向かって擦り上げたり、足首を上下から両手でつかんで左右逆方向に絞るマッサージが効果的です。
むくみや冷えを取るツボとしては「承山(しょうざん) (※1)」「承筋(しょうきん) (※2)」「築賓(ちくひん) (※3)」や、女性のむくみを取るツボとして知られる「三陰交(さんいんこう) (※4)」が挙げられます。これらは腎臓や膀胱など水に関係したツボであり、これらの働きが弱まるとむくみやすい体質になるのだそう。
入浴後や寝る前に親指でゆっくりと圧をかけながら強めに押すといいそうです。これらのツボは一度でむくみや痛みを取り去るものではなく、毎日続けることで症状を改善し体調を整えるものなのだそう。特に、むくみを感じやすい方は、毎日続けることで症状の緩和と共にむくみやすい体質の改善に効果が期待できそうです。
※1…膝下部分を膝の裏側からみて、膝とくるぶしのちょうど中間点、ふくらはぎに力を入れた時に出来る筋肉の盛り上がりの下側にあるツボ。
※2…膝下部分を膝の裏側からみて、膝裏の中心から承山の中間に位置します。ふくらはぎに力を入れた時にできる筋肉の盛り上がりの中間部、一番盛り上がっている部分にあるツボ。
※3…膝下部分を膝の内側からみて、膝と内くるぶしを結ぶライン上の内くるぶしから上に指5本分、後方に指幅1本分向かったところにあるツボ。
※4…膝下部分を膝の内側からみて、膝と内くるぶしを結ぶライン上の内くるぶしから上に指4本分、脛の内側にあるツボ。
アキレス腱のだるさの原因などについてご紹介しました。足に不安に感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?
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