痛風の症状と痛む部位、時間 足の指以外はどこ?夜中が危険?

  • 作成:2016/01/19

痛風の症状は、激しい痛みが特徴です。足の親指部分が多い印象ですが、関節のある膝や足首などが痛むことがあります。どこにでも痛みが発生する可能性があるものの、下半身に起きることが多いとされます。

アスクドクターズ監修医師 アスクドクターズ監修医師

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夜中から明け方に痛む

痛風の初期症状としては、一般的にある日、突然、足の親指の付け根が痛み出すことが多いです。時間帯としては夜中から明け方に発症することが多く、痛みは激しく、触れたり靴下をはくこともできません。ちなみに痛風という名前の由来も「風に当たっても痛みが出る」ことに由来しています。その後、数時間の経過で炎症により熱を持ったり、赤くはれてきます。

痛みのピークは1日程度続き、炎症によって発熱や倦怠感など全身の症状が見られることもあります。ピークを過ぎると痛みは少しずつ和らいでいき、1週間程度で症状は取れます。

2回目以降では、足の親指以外にも痛みが現れることがあり、発作の間隔は少しずつ短縮していき、痛む時間は長くなる傾向にあります。痛風発作を繰り返し、慢性状態になると「痛風結節」と呼ばれるコブのようなものができます。結節自体に痛みはありませんが、日常生活に支障が出るようになります。

痛みは下半身が多い

痛風の痛みは、足の親指の付け根の関節に起こることが多く、全体の60%から70%を占めています。しかし、痛風の痛みの原因となる尿酸ナトリウムの結晶は身体のどこにでも沈着します。足の親指以外の場所で痛みが起きる場所としては、手足の指の付け根、足の甲、かかと、アキレス腱、膝、肘(ひじ)などさまざまです。上半身よりも下半身に発症することが多く、膝下の痛みが90%を占めています。

また、一般的には肩関節や股関節など大きな関節には起きにくいとされています。基本的には「痛風結節」というコブができやすい部位が尿酸結晶が溜まりすく、痛みが現れやすいです。温度が低い部位、よく動かして負担がかかりやすい部位、酸性度の高い部位、蛋白質の少ない部位、血流が乏しい部位が危ないと言えるでしょう。

痛風の症状についてご紹介しました。もしかして痛風かもしれないと不安に感じている方や、この病気に関する疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?

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