「男性なのに乳がん!?」「乳腺炎だと思ったのに…」検診やセルフチェックでも見落としやすい乳がん

  • 作成:2022/01/06

「セルフチェックでしこりはないけれど乳がんだった」「男性でも乳がんと診断された」など、乳がんにはしこりや性別だけで判断できないものもあります。今回は、乳腺外科が専門の法村尚子先生に、自分では判断しにくい珍しい乳がんについて解説していただきます。

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「男性なのに乳がん!?」「乳腺炎だと思ったのに…」検診やセルフチェックでも見落としやすい乳がん

乳がんの種類は多種多様。あまり知られていないタイプも。

ひとくちに「乳がん」と言っても、いろいろなタイプがあります。
大まかには、がん細胞が「乳管」「小葉」※1の中にとどまっている非浸潤がん、がん細胞が乳管・小葉の膜を破って周囲に広がった浸潤がん、乳頭の皮膚に進展するパジェット病、というように分類されます。

浸潤とは、がん細胞が周辺組織にしみこむように広がることを言います。乳がんとして発見されたときには、80%程度は浸潤がんの状態であり、非浸潤がんの状態で見つかるのは20%弱程度です。非浸潤がんだったとしても、放置すると浸潤がんへと進行していきます

また、乳がんは病理検査のもと、様々に組織学的な分類がされています。浸潤がんの中で多いのは、腺管形成型、充実型、硬性型であり、この3つで80~90%ほどを占めます。そのほか、特殊な型として粘液がん、管状がん、腺様囊胞がん、髄様がん、アポクリンがん、浸潤性小葉がん、化生がんなどがあります。

このほか 珍しい状況の乳がんとして、乳房にはがんが認められないのに腋窩(わきの下)のリンパ節に乳がんの転移がある「潜在性乳がん」、副乳(腋窩や腹部など胸以外にある乳房)にできる「副乳がん」、男性乳がんなどもあります。

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