緊急事態宣言解除も…寄せられる「ブレイクスルー感染」の懸念

  • 作成:2021/10/01

9月30日をもって全面解除となった緊急事態宣言とまん延防止等重点措置。2回接種が完了した人は約6割になっているものの、AskDoctorsにはワクチン接種をした後に感染する“ブレイクスルー感染”についての懸念が寄せられています。 ※ブレイクスルー感染とはワクチンを接種した後に感染すること。新型コロナワクチンは2回目の接種後2週間ほどで十分な免疫の獲得が期待されているため、それ以降に感染した場合を指します。

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緊急事態宣言解除も…寄せられる「ブレイクスルー感染」の懸念

首相官邸の発表によると、10月1日時点で高齢者を含む全体の新型コロナワクチン2回接種完了者は59.8%となっています。約6割が2回接種を完了していますが、ワクチン接種後でも新型コロナウイルスに感染する可能性があることから、AskDoctorsにはブレイクスルー感染についての相談が数多く寄せられています。

相談内容として「ブレイクスルー感染は普通に発生しているのか、割とまれなのか」「風邪症状程度で治まることが多いのか」「ブレイクスルー感染後の後遺症の割合は?」などの質問が多く見受けられます。また、緊急事態宣言などは解除になったものの、ブレイクスルー感染の可能性を考えると今まで通り不要不急の外出は避けるべきなのか、といった相談も。

これに対し医師は、新型コロナワクチンの2回接種が完了したとはいえ感染する可能性がゼロではないことや、ブレイクスルー感染の後遺症についてもまだデータが少なくわからない部分が多いことから、今後も引き続き感染対策を続けるよう促しています。

参照
首相官邸 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html
厚生労働省 https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/column/0006.html

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