「体質だから」と諦めていた手汗。皮膚科受診で生活が変わった
- 作成:2026/10/06
物心ついたときから手汗に悩まされてきた20代女性の体験談です。テスト用紙を濡らし、ついにはマウスを壊すほど深刻だった悩み。「大人になれば治る」と耐え、市販薬も効かず絶望していた彼女が、27歳で「手汗は治療できる」と知り皮膚科へ。長年のストレスから解放される喜びを取り戻すまでの道のりをご紹介します。
この記事の目安時間は3分です
受診までの経緯
物心ついた頃から手汗に悩んでいました。
幼稚園のお遊戯で、友達と手をつなごうとしたとき、相手の子に「手がビチョビチョだから嫌!」と言われてしまったことは、今でも忘れられません。
緊張すると特にひどくなり、汗がポタポタとしたたり落ちるほどでした。学生時代、テストのときには、小指の下に消しゴムを挟み、答案用紙が汗でヨレヨレにならないようにしていました。
幼い頃から親に相談していましたが「若いから新陳代謝がいいのよ。大人になれば治る」と言われるだけだったので、大人になるまでのがまんだと思って耐えてきました。
ミョウバン水や手汗に効くという市販のハンドクリームなど、試せるものは色々試しましたが、私にはほとんど効果がなく、本当につらい毎日でした。
しかし、大人になっても症状は変わらず、手汗はひどいままでした。
決定的な出来事は、27歳のとき、仕事で使っていたマウスを、自分の手汗で水没させて壊してしまったことです。
「もう、どうにかしたい」という一心でインターネットで検索したところ、「手汗は病院で治療できる」ということを初めて知り、皮膚科を受診することにしました。
受診後の治療
皮膚科を受診し、医師にこれまでの悩みを相談したところ、「手掌多汗症」と診断され、塗り薬とイオントフォレーシスで治療を行いました。
治療を始めてから、私の生活は本当に変わりました。これまで、何をするにも「今、手汗は大丈夫かな?」と気にしていたのですが、そのストレスから解放され、本当にうれしかったです。
夫とも安心して手をつなげるようになりました。
受診を迷っている方にむけてのメッセージ
もし今、あなたも私と同じように手汗のことで悩んでいるのなら、「体質だから」とあきらめず、一度皮膚科へ行ってみてください。
すぐに治療の成果が出ないこともあると聞きますが、続けることで変化は出てくると思います。
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