産婦人科(婦人科)受診はいくらかかる?月経トラブルの「診察費用」と「お薬代」の目安

  • 作成:2026/11/04

産婦人科(婦人科)を受診するとき、「費用がいくらかかるか分からなくて不安」とためらう方もいるのではないでしょうか。 ここでは、月経困難症などの疑いで受診した場合の、保険適用(3割負担)での「診察費用」と「お薬代」の目安をまとめました。

宋 美玄 監修
 
宋 美玄 先生

この記事の目安時間は6分です

産婦人科(婦人科)受診はいくらかかる?月経トラブルの「診察費用」と「お薬代」の目安

初診時の診察費用(検査費を含む)の目安

産婦人科(婦人科)特有の「内診(診察台での医師による確認)」そのものは基本診療料に含まれますが、超音波検査や細胞採取、血液検査などを追加で行うと検査費用が発生します。

受診内容検査内容(例)費用目安(3割負担)
① お薬の相談メイン
  • 問診
  • 超音波検査(エコー)
約 2,500円〜3,000円
② 標準的な検査
  • 問診
  • 超音波検査(エコー)
  • 子宮頸がん検査
  • 基本的な採血
約 5,000円〜6,000円
③ しっかり精密検査
  • 問診
  • 超音波検査(エコー)
  • 子宮頸がん検査
  • 基本的な採血(※)
  • 子宮体がん検査
  • 性感染症検査(クラミジア・淋菌・梅毒・HIVなど)
  • 腟分泌物細菌培養検査
  • 精密な採血(※)
約 10,000円〜15,000円程度

※「基本的な採血」と「精密な採血」の違い

  • 基本的な採血:経血量が多いことによる貧血(ヘモグロビンなど)の有無や、お薬を安全に代謝できるかを確認するための一般的な肝機能・腎機能などのチェックです。
  • 精密な採血:卵巣の働きをみる女性ホルモン値(E2、FSH、LHなど)や、子宮内膜症の診断補助となる腫瘍マーカー(CA125など)、甲状腺ホルモンなどのより専門的なチェックです。

再診時の費用目安

2回目以降は、検査結果の確認やお薬の継続処方がメインとなるため、初診時よりも安くなることが一般的です。

  • お薬の処方のみ(検査なし):約 400円〜600円
  • 経過観察の超音波検査を行った場合:約 1,800円〜2,200円

お薬代の目安

治療法は、症状の程度や原因、年齢や持病などの体の状態に加えて、ご自身のライフスタイルや「月経周期をどうしたいか」といった希望も踏まえ、医師と相談しながら総合的に決めていきます。以下は保険適用(3割負担)の場合のお薬代の目安です。

治療法費用の目安(3割負担)
鎮痛剤(NSAIDsなど)1ヶ月分(1周期分):
約50円〜300円
漢方薬(当帰芍薬散など)1ヶ月分:
約650円〜1,100円
LEP製剤(低用量ピル)1ヶ月分:
約400円〜2,500円
黄体ホルモン製剤1ヶ月分:
約600円〜3,000円
黄体ホルモン放出子宮内システム(IUS)1回分(最長5年):
約10,000円〜15,000円

※ 上記の金額(IUS以外)は純粋な「お薬代のみ」の目安です。実際の窓口では、薬局での調剤基本料などの手数料(数百円程度)が加算されます。
※ 黄体ホルモン放出子宮内システム(IUS)の費用目安には、お薬代(本体代)だけでなく、病院での挿入手技料や超音波検査料などを含めた「総額」を記載しています。
※ 黄体ホルモン放出子宮内システム(IUS)は、装着後も、位置のズレや出血・感染の有無を確認するための「定期チェック(定期検診)」(1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、以降1年ごと等)の受診費用(毎回1,000円〜3,000円程度)が別途かかります。

それぞれの治療薬がどのように効くのか、具体的なメカニズムや服用方法などについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科卒業。2010年に発売した『女医が教える本当に気持ちいいセックス』がシリーズ累計70万部突破の大ヒット。2児の母として子育てと臨床産婦人科医を両立。メディア等への積極的露出で女性の悩み、セックスや女性の性、妊娠などについて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行っている。

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