【暮らし/接し方】独居の認知症の母について、どの段階で一人暮らしをあきらめるべきでしょうか?
- 作成:2023/01/24
(エムスリーで記入)
この記事の目安時間は6分です

50代女性からの質問
独居の認知症の母がおります。現在、母が猫を飼っていることもあり、本人の希望で実家に一人で暮らしております。私は通う形で母の支援をしてますが、危険な行動の認識がどんどん出来なくなり、階段から落ちるなど家で不慮の事故が起こるのを心配しています。 先には引き取りかホームを考えていますが、どの段階で一人住まいを諦めるべきでしょうか。

できる限りご本人の希望を重視してあげたいところですが、将来的には同居や施設入所は避けられないと考えて良いと思います。ただ、タイミングというのは基本的には本人から進んでそうしたいと言うことはほぼないと思いますので、認知症の状態も見ながら、今のうちから将来の様々な可能性を話し合ってこの場合はこうするということを決めておければベストだと思います。もちろん、決めておいてもその時には嫌がるということは十分可能性がありますが、予め決めておくことで余計なトラブルや感情のもつれが避けられる可能性はグッと上がると思います。 心身の衰えが生活に影響するパターンはほぼ決まっています。病気、怪我によって入院することで身体、精神のレベルが落ちて援助が必要になる。何もなくても、次第にレベルが低下して援助が必要になる。本当は避けたいけれども、突然亡くなる。大別してこの3パターンになると思われます。 次に、誰がについては余裕のある家族、ヘルパー、施設職員、医療スタッフ。どこで援助するかについても、本人の自宅、家族と同居、施設、病院といった選択肢の中から組み合わせていき、レベルの低下とともに選択肢が少なくなり、最後は施設、あるいは病院で看取るとになるか、強く希望して協力体制が整えば自宅で最後の時間を過ごして看取ることができると思います。 そこに至るまでには、圧倒的な情報量や技術的なこと、煩雑な手続きをこなしていかなければならないのが現実です。余裕のあるうちに本人の希望、支える家族の限界、支援してもらえるサービスの状況、何よりもどういう最後を迎えたいか、どう見送ってあげたいかということをできる限り具体的に形にしておくことで、お互い後悔の無い生き方ができると思います。始まってしまうと目先のことしか考えられなくなりますので、少しずつで良いので話し合っておくことが肝心だと思います。 おそらくそんな話をすれば、「私はまだまだ大丈夫」「私に死んでもらいということ」などと反発されることと思いますが、家族として世に溢れている孤独死、虐待、意に沿わない介護で身体的にも、精神的にも追い詰められる高齢者になって欲しくないと粘り強く、とはいえあまり脅迫にならないやり方で、少しずつ話し合っていければ良いのではないかと思います。 お一人で生活されているということで、認知症の進行がそれほど進んでいない前提で書かせていただきましたが、ご本人がほぼ判断できない状況になってしまっていたら、ご家族で、お母様、ご家族様みんなが幸せになれる方法をよく話し合って考えてみてください。

タイミングは今でもいいのではないかと思います。 家族がストーブを付けたまま倒れていたということがあり、その時は幸い発見が早く大事には至らずご近所様にも迷惑をお掛けすることはありませんでした。 私はその時に、施設へ入ってもらうことを決めました。 今は施設で楽しく過ごしている姿を見るのが楽しみになっています。

介護福祉士と施設でリハビリマッサージをしている者です。まず事にあたるには、介護認定が必要です。もし認知症で病院で受診されてるなら、病院に相談して、まだ病院にかかってないなら、市の福祉に連絡してケアマネージャーさんを紹介してもらって色々と相談すると良いと思います。そして、介護認定が受けられましたら、通所介護サービスを利用して日中お風呂やリハビリなどをデイサービス等で受けて、慣らしていくと良いと思います。例えばこれから先に家族さんが引き取ったとしても、この流れは必要です。絶対家族だけの介護は無理がありますので、福祉、介護関係者と家族で臨機応変にその都度話し合っていく事をお勧めします。

私の旦那のお義母さんも軽度の認知症です。いろいろ問題があり、お義母さん一人暮らししてますが、お風呂の空だき、薬の飲み忘れなどある状況です。 火災など周り迷惑がかかる可能性があるので、すぐにでも施設に入れたい所ですが…。私の住んでいる地域はどこも老人施設が定員待ち状態なため、よっぽどじゃないと入れない状況です。なので、もしでしたら相談員さんに施設に入居するのにすぐに入居できるか?など相談した方がよいと思います。
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