乳がん治療の後に悪化した生理痛。持病と向き合いながら選んだ子宮内システム(IUS)という治療

  • 作成:2026/11/04

40代のLさんは、乳がんのホルモン治療を経て月経が不規則になり、生理痛や排卵痛も悪化。道端にしゃがみ込むほどの痛みに悩まされていました。子宮内膜症の数値上昇と、乳がん治療の影響による子宮内膜の肥厚を指摘され、ホルモン付加の子宮内システム(IUS)による治療を選んだLさんに話を伺いました。

この記事の目安時間は6分です

乳がん治療の後に悪化した生理痛。持病と向き合いながら選んだ子宮内システム(IUS)という治療

乳がん治療の影響で悪化した生理痛

治療を始める前、どのような症状に悩まされていましたか?

乳がんのホルモン治療後、生理が不規則になりました。それに加えて生理痛や排卵痛がひどくなって、急に激しい痛みが来ると道端にしゃがみ込んでしまうほどでした。ホルモンバランスの影響もあってか、ふわふわしためまいを感じることも増えて、日常生活にも支障が出ていましたね。

受診のきっかけを教えてください。

腹痛がひどくなったことと、以前から担当医にIUSを勧められていたことがきっかけです。症状が良くならなかったので、受診を決意しました。

子宮内膜症と、乳がん治療の影響による子宮内膜の肥厚

どのような治療を受けましたか?

乳がんの術後フォローで通っていた病院が自宅から近かったので、そのまま受診しました。子宮内膜症の数値が上がっていたことと、乳がんのホルモン治療の影響で子宮内膜が厚くなっていたため、IUSの装着手術をすることに。処置当日はかなり強い生理痛のような痛みがありましたが、翌日には治まりました。その後2〜3ヶ月ほど不正出血が少し続きましたが、半年ほどで落ち着いて、経血量はほとんどなくなりました。排卵痛は更年期に近い年齢のためか、あまり変わっていません。

治療前に想像していた不安と、実際のギャップは?

体に合わなくて途中で外してしまう方もいると聞いていたので不安でした。実際には、おりものの量が増えるといったデメリットはありつつも、子宮内膜が薄くなって効果が出ているとのことで、今は満足しています。

「まずは原因を調べるために受診する」大切さ

治療を経て、生活はどう変わりましたか?

経血量が減ったことや生理痛が少なくなったことは大きなメリットです。夜用の大きなナプキンを買う必要がなくなり、おりものシートで足りるようになりました。経血がコントロールできるようになったことで、日常生活の動作も楽になりました。

同じように悩んでいる方へメッセージをお願いします。

ひとくちに生理痛と言っても、隠れている病気が違えば対処法も違うと思います。婦人科はなかなか好んで通いたい病院ではありませんし、私も今でも抵抗があります。それでも、一瞬の怖さを超えた先には、自分を守るための新しい治療法や選択肢が見えてきます。まずは原因が何かを調べるために受診してみることが大切だと思います。その後の治療法は、医師とじっくり相談して決めていけばいいと思います。私もIUSの装着までには数年考えました。すぐに結果を急ぐより、ゆっくりと自分の身体と心に向き合っていくことも大切な気がします。

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